目だけで操作するタイピングゲームアプリをリリースしてみた
目だけで操作する何かが作りたいなと思ったので、目だけで操作するタイピングゲームアプリ EyeTypingをリリースしてみました。
EyeTyping
アプリアイコン
夢に出てきそうなアイコンです。
対応デバイス
iPhone もしくは iPadで利用出来るアプリになります。
また、こちらはAppleが公式で提供しているARKit
のFaceTracking機能を使用する為、このアプリを利用するには、iOS 14およびiPadOS 14のAppleNeural Engineを搭載したデバイスをサポートし、iOS 13およびiPadOS 13以前のTrueDepthカメラを搭載したデバイスが必要になります。
アプリの説明
目線と左右の瞬きを駆使して、キーボードのキーを選択したり、ボタンを押すことが出来ます。目だけで操作してキーボードの文字を入力するタイピングゲームアプリです。
プレイ動画
使い方
アプリを起動してからは基本的には画面をタップしたりして操作することは出来ません。目の操作のみで動かすことが出来ます。
赤いターゲットのマークが目線の先を示しています。
目線の定義
このアプリ内でいう目線というのは、眼球の中心から対象(デバイススクリーン側)に向かい水平方向に直線で引かれた左右の仮想空間の線の中央値のことを指しています。
ボタンの選択方法
- 目線をボタンの上に持ってくると、ボタンの色が青色に変化します。
- 青色に変わったら、左目をウインクすると各ボタンのアクションが実行されます。
キーボードキーの操作方法
- 目線を入力したいキーボードキーの上に持ってくると、キーの色が灰色に変化します。
- 灰色のキー上に目線がある状態で左目をウインクすると、キーが青色に変化します。
- 青色のキー上で、左目ウインクをすると入力文字の決定、右目ウインクで入力文字を変更出来ます。
このアプリがどんな課題を達成するのか
ご飯を食べ進めたいけど、手を止めずにゲームも同時に楽しみたいという課題は達成出来そうです。
おわりに
アプリに興味を持っていただいた方は無料なので是非一度プレイしていただけたらと思います。慣れない操作で最初は難しいと思いますが、キーボードでの通常のタイプ入力も最初は難しかったと思います。目が口ほどに物を言うまで練習あるのみです。
今回は、SwiftUIキャッチアップの為に何か作りたいなと思って作り始め、画面はサクサク作り進めることが出来て楽しかったです。AR表現をする為のARSCNViewはUIViewRepresentable
の力を借りましたが、その他はSwiftUIで作ることが出来ました。
SwiftUIは、まだまだ不安定な箇所も多いですが、ダークモードや複数端末のプレビューなどを瞬時に確認できたりと作る体験は個人的にはとても良かったように感じました。
引き続き、開発を楽しませていただきたいと思います。